今日の祭 11/03
白糠を流れる茶路川のほとりで行われた、ししゃも祭に行きました。アイヌの言葉で「柳・葉」を意味する「スス・ハム」から魚の名前がシシャモとなったそうです。この時期に行われるシシャモ漁の、安全や豊漁を祈り、恵に感謝するための儀式です。
祭にはたくさんの人を集め、やって来た人の数を競ったり、経済効果を狙った祭もありますが、このししゃも祭は祈るための祭です。
祭の最中はたくさんのカモメが川に浮かび、シシャモを捕っているようでした。静に祈り、感謝する、ロケーションを含めとても良い空間、時間でした。
祭の後は屋内に場所を移し懇親会です。隣の席に座った女性は、立派なアツシ(オヒョウニレの木の繊維の織物)の服を着ておられました。実は祭の最中から、立派な上着に目を奪われ気になっていました。お話を聞くと、ご自身で木の皮をはぎ織って作った上着で1年半を掛けて作られたそうです。今ではそうやって作ることが出来る人も少なくなったそうです。
素晴らしい作品に貴重なお話、祭の心地よさとともに心が満足しました。
そして懇親会で出していただいたお料理にお腹も満足、ご準備いただいた皆様にも感謝です。
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