今日のタンチョウ
4月中旬から下旬にかけて、5月下旬から6月中旬の2回の期間でタンチョウを人里から離れさせるため、タンチョウの追い払いを行っていました。もちろん、タンチョウの管理を担当する鶴居村教育委員会の指導を受けて行っている、保護活動の一環です。
前半は冬の給餌が終わった後、酪農家さんの敷地内や周辺で餌を求めるタンチョウを湿原に帰ってもらうため。後半は牛の飼料用のデントコーン(トウモロコシの一種)の種まきした種を食べにくるタンチョウに、ダメだぞと伝えるために行いました。
デントコーン畑から飛んだタンチョウ、というより追っ払い飛ばしたタンチョウたち。うるさい人間(私)が居やがる!と言っていたそうな。
デントコーン畑の追い払いは20数年前から行われている活動ですが、給餌終了後に行う追い払いは私が所属している団体やその他の保護団体が提案して、昨年から行っている活動です。タンチョウが出来るだけ自然な暮らしをするように、人間に依存することないよう暮らすように、このような活動を行っています。
翼のある相手故、人間の思惑どおりにはなかなか行きませんが、人間との軋轢が無くなるよう工夫をして行っており、忍耐であったり、体力であったり、知恵であったり、試行錯誤は続きます。
湿原の中で、こんな風に餌を獲っていてくれればよいのだけど。写真には番と思われる2羽が写っています。
普段タンチョウを見たり、写真を撮るときは、タンチョウを驚かせないように、ストレスを与えないようにと気遣って行動していますが、ここしばらくは、ソリャ!ここに来るんじゃない!の日々でした。
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自然と遊ぼう!R[アール]
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