先日書いた「今日の廃線跡」の続きです。なので、当然ですが今日ではありません。写真たくさんです。
1987年、国鉄からJR北海道になる直前に廃線となった士幌線です。音更川に掛かる橋梁(第三音更川橋梁)、現存する北海道最古(1936年竣工)の鉄道用コンクリートアーチ橋です。アーチスパン(おおよそアーチの内径の意)32mは最大だそうです。
糠平湖、糠平ダムが1956年に作られたことにより出来た人造湖です。
糠平ダム、下流側。ダムの高さ76m。高いところは、ゾゾっとします。
糠平ダム、上流側。ダムの幅、293m。ただ今、ほぼ満水です。
糠平ダムが出来ので、先にも書きました士幌線は、湖の東側から西側に移設されました。
東側にあるタウシュベツ川橋梁は、ローマの水道橋のように威風堂々といった建造物です。しばらく見に行ってなかったので、行こうかと思いましたが、以前とは異なり林道利用の申請が必要(詳しくはこちら)となっており断念しました。でも、ダムがほぼ満水になっているため、橋梁水没してほとんどは見えないそうです。見えないなら行っても仕方ないなと、イソップのキツネが採れなかったブドウをどうせ酸っぱいさと言ったような顔してあきらめました・・・
しかし、諦めが悪いので、
糠平湖ダムサイト展望台からチラリと見えるかもと聞いたので、登ってみました。赤丸のところがタウシュベツ川橋梁のようです。
角度も時期も違いますが、橋梁です。
Wikipediaより。
ぬかびら源泉郷から歩いて行けるところにも橋梁が残っていました。
糠平川橋梁、1955年竣工。高さはおおよそ30m、長さは63mです。人が渡ることもできます。
橋を渡ったところにあるトンネル。このトンネルを通って、終点十勝三股駅に向かって走って行った最後の列車は34年前のこと。
数年前、廃線についてのシンポジウムに参加しましたが、「敷かれた鉄道が無くなるということは、その地の産業の隆盛・衰勢、人の動きや増減、文化の変化に大きく関わること」と聞いたことを改めて思い出しました。
士幌線や橋梁につきましては、ひがし大雪アーチ橋友の会
(http://arch-bridge.sakura.ne.jp/)
をご覧ください。
・・・・・結局、先日のブログに引き続き「廃線跡」がテーマでした。
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